満月の夜に魔女はワラう 第一部 新月の微笑
「綾香姉ぇ。ちょっと聞きたい事があって…。
電話じゃなんだからさ…。」
誠の声は暗く重い。声だけで、その話というのがわかるだろう。
「なに~?デートの誘いかな?」
綾香はそんな中であえて茶化す様な声で笑う。
「綾香姉ぇ、俺は真剣に…。」
誠がそこまで言った時、
「……だよ。」
綾香は声を発していた。
「え?綾香姉ぇなんて?」
「本当のことだよ。
誠が今日聞いてきたことは……。
全部……ね。」
…綾香姉ぇは何を話している?
全部って…?
「全部は…全部だょ。
チェーンの女の子から聞いた通り。
私は世界を消せる道具を集め
討伐に来たチェーンの鷹乃尾幸政に炎を放った。
それは全て真実。」
魔女はクスリと笑った。
イタズラがバレた子供の様に…。
電話じゃなんだからさ…。」
誠の声は暗く重い。声だけで、その話というのがわかるだろう。
「なに~?デートの誘いかな?」
綾香はそんな中であえて茶化す様な声で笑う。
「綾香姉ぇ、俺は真剣に…。」
誠がそこまで言った時、
「……だよ。」
綾香は声を発していた。
「え?綾香姉ぇなんて?」
「本当のことだよ。
誠が今日聞いてきたことは……。
全部……ね。」
…綾香姉ぇは何を話している?
全部って…?
「全部は…全部だょ。
チェーンの女の子から聞いた通り。
私は世界を消せる道具を集め
討伐に来たチェーンの鷹乃尾幸政に炎を放った。
それは全て真実。」
魔女はクスリと笑った。
イタズラがバレた子供の様に…。