満月の夜に魔女はワラう 第一部 新月の微笑
「だから、そんなことどうでもいいの。

大事なのはこれからよ。

これからどうするの?

誠?

次に会う時を楽しみにしてるわね。」


綾香はアハ。と笑いを残して通話を切った。

ツー、ツーという音を頭の片隅で聞きながら誠は…


…どうする?これから……これから?


受け止めようも無い事実にただ、

ただ…困惑していた。
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