36.8℃の微熱。
グッバイ青春
───*。゚
「はぁぁぁぁ〜」
あたしって、とんでもなく運が悪い子なんじゃなかろうか。
うん、きっとそうだ。てか、無理にでもそう思い込まなきゃやってられない。
ドンマイあたし・・・・。
帰りの電車の中。
あたしはとてつもなく長いため息をつきながら携帯を握りしめた。
やっと戻ってきたよ、マイ携帯。
その代償はかなり大きいけれど。
あれからあたし、すごくすごく、ものすごーく頑張ったんだ。
「か・・・・返してくださいっ!」
「嫌。返してほしかったら塾に入り直せ。みっちり鍛えてやるから放課後はないと思え。いいな?」
けれど、やっぱりダメで・・・・。
先生は頑として譲らなかった。
もうあたしの放課後はないんだってさ。ふざけんなっ!
結局、嫌いな人より怖い人を取ったわけだよ、あたし。
お母さん、おっかないんだぁ。
ついでに、キラキラしない高校生活を選んだわけだよ。
携帯を持っていないと、3年間浮きまくりな気がして。