36.8℃の微熱。
 
そんなバナナ!的なノリで、もう2人のエッチのことまで視野に入れている先生に言う。

まったくもぅ、先生は。

食事の前に変なことを言わないでほしいもんだわ、ホント。


同盟を組んだときに、押し倒したいなんて言っていたユカ様のことだから、もしかしたらユカ様から・・・・もあるかもしれない。

だとしても、そこはサトルさんにぐっと堪えてもらわないと。

“そういうコト”は女子にとったら一生に一度しかない特別なことだもん・・・・ユカ様のこと、大事にしてあげてほしい。

すると。


「いや、そうとは限らないよ?」


我ながらうまくまとめられたなぁと自画自賛したところで、先生がニヤッと笑って言ってきた。

ホントにこの人はっ・・・・!!

タイミングといい、台詞といい、なんでこう女子───主にあたしの夢をぶち壊すんだろうか。


「・・・・なんでですか」

「男はねぇ、みーんな野獣なの。今までセーブしてきた気持ちが爆発することだってあるし。それにもうそろそろ8時だろう? その時間が、何よりの証拠」

「ムキーッ!!」
 

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