今、空に太陽は昇っていますか?
「大丈夫?」

先輩は私の方を振り向き、そう言葉を掛けた。

「あっ!はい!すみません…。」

北山先輩の色々な噂を聞いていたので、私も恐くてその場から早く逃げ出したかった。

「あんた、いじめられてんの?」

「…い、いいえ…。」

「またなんかあったら俺に言えよ。」

私は頷いた。
< 133 / 317 >

この作品をシェア

pagetop