今、空に太陽は昇っていますか?
まだ3時間目が終わったばかりなのに、先輩達は帰るようだ。

今を逃したら次、いつ会えるか分からない。
恐くてなかなか声を掛けられずに居たが、私は勇気を持って声を掛けた。

「北山先輩!!」

北山先輩や周りの人達が一斉に私の方を振り返った。

凄く睨まれている様な気がした。



迫力が凄い…。



その迫力に負け目を反らすと、高橋先輩が言った。

「俺ら先行ってんね。」

そう言って北山先輩以外の人は玄関へ向かって行った。
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