今、空に太陽は昇っていますか?
目の前には、いつもの笑顔の空がいる。




「な、何で笑ってるんだよ!何で…。」




僕は、初めて空に対して声を上げた。

「もう一回僕の病院で診てもらおう!何かの間違いだから!」

そう言って僕は空の腕を掴んだ。

「海斗!待って!間違いじゃないよ。もう3つの病院で診てもらったから。」

「何でだよ…何で空が。」

海斗は頭を抱えて、私の替わりに涙を流した。

「ありがとう、海斗。」

「…ねぇ、空は悲しくないの?何で笑顔なの?」

「仕方ないから…。」
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