今、空に太陽は昇っていますか?
学校へ着き、辺りを見回していると、玄関でちょうど帰る所の北山君を見つけた。

「北山君!!美空が!!美空が!!」

「…?空がどうした?何かあったの?」

「あの、あの…。」

「落ち着いて。」

「南橋の下で、6年の佐久間達にいじめられているの!!助けて…早く助けて!!」

その瞬間、北山君の顔色が変わり、持っていた鞄を投げ捨て走り去った。

私は鞄を拾い、その後を追った。
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