今、空に太陽は昇っていますか?
「恨まれていると思っていた。ずっと。俺の親父はそれだけ酷い事をしたから。空の唯一の家族を傷つけてしまった。空に辛い思いをさせてしまったから。もう嫌われていると思っていたよ。」

「空はそんな子じゃない。」

「あぁ…。」

「今日がなんの日か覚えているか?」


少しの沈黙が続いた。

「あぁ、覚えているよ。一日たりとも忘れた事はねぇーよ。」

太陽は悲しそうな顔でそう言った。
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