今、空に太陽は昇っていますか?
「先輩、キスして下さい。」

俺は一気に現実に引き戻された。

「何で嫌がるんですか?いつもなら…。」

「無理!もう俺お前に触れらんない。」

「はぁ?!何言ってるんですか?」

「やめろ!!触んな!!!」

思いっきり美月の手を振り払ってしまった。

「痛い〜!!なんか今日北山先輩変です。パパ機嫌が悪いでちゅね〜。」

お腹を触りながら言う美月を見て、パッと我に返り、申し訳ないという気持ちと同時に、深い罪悪感が沸いてきた。
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