今、空に太陽は昇っていますか?
いつも私が、

寂しい時…

辛い時…

側にいてくれる。

一番に駆けつけてくれる。

いつもいつも海斗。

立ち上がれない私をきつく抱きしめ彼は言った。

「ごめん。僕、何も出来なくて。」















僕は、空がきつく握り閉めているものに気づき、手を添えた。

その手は簡単に開かれ、雨に濡れぐしゃぐしゃになった紙を広げた。
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