今、空に太陽は昇っていますか?
気が付くと私は、ビルの屋上に居た。

前に約束の紙をはせめたコンクリートの隙間に、苺柄の紙袋を入れた。

その横に、解約したばかりの繋がらない携帯電話も置いた。

ビルの明かりが眩しい程に、キラキラ輝いている。

心地よい風邪が私に吹き付けてくる。

真っ暗なソラに輝く綺麗な星達が私を照らす。

一人で見る夜景は、より一層寂しさを生んだ。

あの時君と見た夜景は、心が温まったのに。
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