今、空に太陽は昇っていますか?
苺は空が一番好きだった食べ物。

気にはなったが、何故だか俺は手に取ることが出来なかった。

…でも

空から光り輝く太陽に照らされ、まるで空に見てと言われている気がし、それを手に取った。

その中には、苺柄の封筒が数十枚入っていた。

この封筒にも見覚えがある。

あぁ。

俺が小さい時、空へのプレゼントで贈ったものだ。

携帯電話に付いている苺のストラップにも見覚えがあった。

苺柄の物がストラップにしかなくて、それを買い空へ渡したら、空は、

『携帯電話を買って貰った時、絶対に付けるね』

って言ってくれたんだよな。

覚えててくれたんだ。

懐かしい思い出がよみがえる。
< 274 / 317 >

この作品をシェア

pagetop