今、空に太陽は昇っていますか?
「・・・美月、熱があるからかな・・・・?」

「はぁ?」

「ねぇ、太陽・・・あれ。」

そう言って美月は指を指した。

「美空・・・美空じゃないよね?そ、そんな訳ないかっ!なんか似ているような・・・けど、世の中に似ている人は三人居るって言うもんね。」

だが、俺達はその場から離れる事は出来なかった。

そして、病院の入り口から歩いて来る二人に注目した。

肩を支え、共に歩いている背の高い白衣を着た男にも見覚えがあった。
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