今、空に太陽は昇っていますか?
「どういう事だよ?」

「空、行こう。」

糸井海斗は、俺の言葉を聞かなかったかのように、空の手を引き歩き始めた。

『陽には知られたくない。』

それが空の望みだったから。

「おいっ!!!」

歩き始めた海斗の前に周り、胸ぐらを掴んだ。

「何があったんだよ!?なぁっ?教えてくれよ?!」

「ちょっと、太陽辞めなよ!!」

その手は美月によって外された。
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