今、空に太陽は昇っていますか?
空の字だった。

この手紙を見て俺は一層強くなれた気がしたんだ。

「これを見たら、どんな事があっても頑張れるだろ?」

「あぁ。ありがとう。」

「大丈夫だよ。空はまたお前を好きになる。」

「・・・。」

「空にとっても、北山と一緒に居る事が一番の望みだと思う。俺は空の幸せを祈っているよ。」

糸井海斗は手を差し伸ばしてきた。

俺と糸井海斗は固く、強い握手を交わした。

「交代・・・。」

そう言って海斗は、空から離れようとしたが・・・
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