今、空に太陽は昇っていますか?
あまりにも泣き続ける私の体を心配し、陽が再び声を掛けてくれた。












「俺が、空の悲しみや辛さを全部代わってあげるから。楽しい事や嬉しい事は全部空にあげるから。俺がずっと側にいるから。だから…もう泣かないで、お願い。」













今にでも泣きそうな顔で、陽はそう私に言ってくれた。
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