今、空に太陽は昇っていますか?
嬉しくて仕方がない私に、更に最高のプレゼントが待っていた。

「これ。」

陽が突然ポケットの中から一枚の紙を取りだした。

その紙には…














空には太陽が必要だし、太陽にも空が必要。この先離ればなれになったとしても、6年後の今日、またここで会う約束。

そう書いてあった。

「最高の誕生日プレゼントだよ…。」

そして、私は鞄からペンを取りだし付け加えた。

北山太陽ずっと大好き。

すると陽も同じように書いた。

及川美空ずっと大好き。

私達は、6年後の今日の日付を記入し、その下に北山と二つ書いた。

「6年後、俺は18才、空は17才結婚しよう。」

「はい。」

「その時、北山の後に二人の名前を書こう。」

そう、ソラを見上げ2人で誓った。
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