今、空に太陽は昇っていますか?
「…お兄さんもお元気で?」

「え?!」

「ずっと隣に居た男の子はお兄さんじゃ?」

「…彼は、幼なじみです。」

空は、一瞬悲しそうな顔をした。

「そうなんですか。あの時、彼が言った言葉が忘れられなくてね。涙が止まらなかった。大人よりしっかりしている男の子だったよ。」

「…はい。」

「ずっと気になっていたんです、2人の事が。」

「元気そうで本当に良かった。」

「また、いつでも家に遊びに来て下さい。」

「ありがとうございます。」

「これからも、息子と仲良くしてやって下さいね。」

「こちらこそ、宜しくお願いします。」
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