幼馴染みと私の関係(仮)
「何 二人ともブスーとしてんの変な顔」

織田ちゃんはニヤッとしながら私達を見ていた

「変な顔は前からですから!!!大人ってずるいですね!!織田先生っ!!」

なるはちょっとキレ口調で『先生』の所を強調しながら文句を言っていた



「何を言ってるかの分からないなぁー」

なるの言った言葉に対して誤魔化したっぽいけど
実際 ぜんぜん誤魔化せていない わざとは思うけど……





「織田先生!!誠にありがとうございました!!!それでは私達も失礼させてもらいます!!」


織田ちゃんに無理な敬語を使いながら「優奈 行こ」っと言って私の手を引いて帰ろうとした






けど逆にもう片方の私の手を織田ちゃんに捕まれ 行こうとするのを止められた



私が振返って見た時の織田ちゃんは
私にとって悪魔にしか見えなかった






「俺が ここを通ったから良かったものの もしここを通っていなかったらお前達は今頃 第一相談室でお説教を何時間もくらってたんだよなー なのに何にもしてくれないで帰るんだ??」



「さっきお礼したじゃん!!!まだ何か不満なの!!??つまり何か違うお礼をゥチらにしろって事なの!!??」


なるはイライラしてたのだろう口調がどんどん荒れてきていた

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