幼馴染みと私の関係(仮)
せっせと働いていった私達は本当に頑張ったって誰が見ても思えるような綺麗な部屋に仕上がっていた





「「疲れたー」」


私となるは掃除が終わると部屋の中にあったソファーに座ってグダァーとしていた


本当 朝見た時とは遥かに違い薄暗くて怖かった部屋は太陽の光でキラキラと輝いて見えた






「二人ともお疲れ様 ほらお礼のジュース」


そう言うと織田ちゃんは私達にジュースの缶を投げた





なるは綺麗にキャッチをしたが私は鼻に缶をぶつけてしまった



「優奈!!??大丈夫??」

なるは心配をしてくれたが


「…っ……ダッ……セー……」

織田ちゃんは笑っていた





「なる大丈夫だよ」

なるの方を向きニコッと笑って答えた

一方その行動とは逆にキリッと睨みながら織田ちゃんに

「少しは なるみたいに心配してよね」

と怒った口調で答えた


私は さすがに謝ってくるだろうと思い織田ちゃんを見ると まだ笑っていた


「もぉー織田ちゃん 優奈をいじめないでよね」


「…だっ……てよ……ふっ…普通…………取れる…だろ…クスッ」


なるの注意も聞かずに
いや聞いていたのにもかかわらず 私の方を見ながらまた笑ってきた
< 113 / 146 >

この作品をシェア

pagetop