幼馴染みと私の関係(仮)
いきなりと言うか
なるがキレた事に私は驚いていた


男子達も驚いたのか目をパチクリと開いては閉じての繰り返しをしていた






「人がおとなしく話を聞いてりゃー 優奈が悪りー言い方ばっかで攻めててよー 調子乗ってんじゃねーよ!!!!!!」





ガシッ


なるが一人の男子の胸倉を掴んでいた





「なっ……なる!!??ダメだよ!!!」



なるがした行動に私は戸惑っていた





けどなるにはその言葉は聞こえていなかった








胸倉を掴まれた男子は
ぜんぜん余裕な表情だった

それもそのはず
なるよりも男子の方が15cmは背が高く 男子がなるを見下げる感じだった





「まぁまぁ池原さん 落ち着こうよ」

なるが掴んでいる手の上から男子が手を添えてきた





が それはさらになるを怒らせる行動だった












「触ってんじゃねーよ!!!」

すぐに手を払い除けて男子の腹に拳を一発 入れていた
その行動は早すぎて
私の目では追いつけなかった





殴られた男子はゴホッと息をむせてキツそうな顔をしていた

男子はなるから離れようとしていたが なるがまだ胸倉を掴んでいたから無理であった



逃げる抵抗をしていたのに なるが掴んでいる力の方が強かったのだ
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