幼馴染みと私の関係(仮)
教室に入って来ても二人は席に座ろうとする気配がなくただずっと話していた


キンー コンー カンー コンー

チャイムが鳴ると皆が席に戻りだすけど二人は戻らずに 話していた

ガラガラ
「はい席に付けー 山下 赤石 イチャイチャするなら休み時間にしろよー」

織田ちゃんのバカ……
今 一番聞きたくなかった言葉だよ……

私は涙が出てきた。
机にうつむき寝たふりをした


「そんなんじゃねぇーよ!!!」

「先生断じて違います!!」

二人の照れた声が聞こえてくる

「いいから座れ」

織田ちゃんが呆れながら言うと二人は席に着いたのか 私の横から椅子を引く音がした。

横でブツブツと大智とみくが喋べる声がする










私はただ静かに涙を流していた―――。
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