短*君しか愛せない



眠いから、目を擦りながら頭を下げて…



キッチンへ向かった。



キッチンの冷蔵庫を開けてサイダーを飲む。



このサイダーは嫌いだった。



けど…いっつも咲妬はサイダーが好きでサイダーを飲んでいたからあたしも好きになったんだ。



このサイダーも…もう捨てなきゃ…



あたしの中って咲妬で回っているんだな……



咲妬ばっかりだ…



また溢れてきだした涙を拭き、リビングを通りすぎようとした…



< 36 / 50 >

この作品をシェア

pagetop