短*君しか愛せない
この匂い…忘れるわけがない…
あの愛しい匂い…
「咲妬…」
ねぇ???咲妬…
息切れまでして追いかけてくれるって事は…まだあたしの事彼女と思ってると自覚していいかな???
「誤解なんだ…あれは…」
「もういいよ…言い訳は…」
でもなぜかあたしの口から出てくる言葉は…全然心とは思ってる違う事……――
その言葉に咲妬は黙りこんでしまった…
やっぱりそうなんだ…
言い訳だったんだ…
あたしは咲妬の腕をほどいてまた走り出した…