蝉時雨を追いかけて
拓馬がふりむいて、片付けをしていた北村麗華を大声で呼んだ。
彼女にも、むらさき色の毛糸のパンツを見せつけている。
こいつはたんなる露出狂なのか? 北村麗華は顔を赤らめながら、小走りで近づいてきた。
「なんですか? まだ夜ではないですけど」
「これからこのふたりとダブルスの試合をするのだよ。僕と北村さんのコンビで」
「え、私がですか?」
「いいでしょう?」
拓馬が今度は上着をまくった。むらさき色をしたはらまきを見せている。練習中もつけてたのか。
「ええ、わかりました。まだ昼間ですけど、できる限りやってみます」
「言っておくけど、オレたち、本気でイクわよ。容赦はしないからね」
おかっぱが今度は北村麗華の足元に白い液体をたらした。
北村麗華はひきつった笑顔で、十歩ほど後ずさりした。
おかっぱは怪訝な顔をしている。自分の過ちに気付けよ。
「もちろん、そうしておくれよ」
拓馬が自信満々にはらまきとパンツを同時に見せた。しつこいな、こいつも。
彼女にも、むらさき色の毛糸のパンツを見せつけている。
こいつはたんなる露出狂なのか? 北村麗華は顔を赤らめながら、小走りで近づいてきた。
「なんですか? まだ夜ではないですけど」
「これからこのふたりとダブルスの試合をするのだよ。僕と北村さんのコンビで」
「え、私がですか?」
「いいでしょう?」
拓馬が今度は上着をまくった。むらさき色をしたはらまきを見せている。練習中もつけてたのか。
「ええ、わかりました。まだ昼間ですけど、できる限りやってみます」
「言っておくけど、オレたち、本気でイクわよ。容赦はしないからね」
おかっぱが今度は北村麗華の足元に白い液体をたらした。
北村麗華はひきつった笑顔で、十歩ほど後ずさりした。
おかっぱは怪訝な顔をしている。自分の過ちに気付けよ。
「もちろん、そうしておくれよ」
拓馬が自信満々にはらまきとパンツを同時に見せた。しつこいな、こいつも。