馬鹿寮長と天才不良
ガララッ−
「倉望ですけど、鳴海先生にようがあって来ました」
職員室に来た私は、担任の鳴海(なるみ)先生を呼んだ。
「おう倉望、こっちだ」
窓側に並んだデスクにいた若い男の先生。
あれが担任の鳴海先生だ。
「先生、今回私は頑張りました。それがこの結果です」
私が先生の前に突き出した成績表。
そこには科目ごとの順位、点数、学年順位、総合順位がかかれてあった。
「いや頑張ってこれはな・・・」
呆れた顔をして私を見る先生。
私の科目の点数、オール五点。
学年順位、最下位。
総合順位、最下位。
まあ、私の成績です。
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