馬鹿寮長と天才不良
☆だい2わ☆
冷静に考えて、あのままにしておくわけにもいかない。
「那智君っ!ケンカはやめ・・・あれ?いないし」
私が中をみるとそこに那智君はいなかった。
あの倒された人達までもおらず、それどころか部屋が綺麗さっぱり片付いてあった。
あれは幻だったのか?
「・・・あ、やっぱ現実だ」
扉が破壊されてるよ。
コレ誰が直すの?
私?
私なのか?
「・・・見なかった事にして、買い物に行こう。
うん、そうしよ」
私は静かに扉を閉めて背を向けて長い廊下を歩き出した。
好奇心旺盛だけど、面倒事は勉強の次に大嫌い。
扉を直さないといけなかったら嫌だから、ここは見てみぬふりよ!