馬鹿寮長と天才不良
少し歩いて見つけた電気ショップ。
豆電球を探している途中で、私はある重大な事に気がついた。
「しまった・・・。
どの大きさを買えばいいんだ?」
テキトーに買ってあわなかったらやだし。
かといって玄関が暗いままっていうのもあれだし・・・。
「あれ、藍華?」
考えていると後ろから私の名前が呼ばれた。
この声は・・・
「あ、莉津君!
って、その顔どうしたの!?」
振り返ってみると、そこには莉津君がペットボトルを片手に立っていた。
いやそれはどうでもいい!
「なんでそんなにボロボロなのさ!?」
「え、そんなに酷いかな?」
「だって唇切れて、血が!」
あ〜!!血が出てるよ!
痛い痛い痛い痛いっ!!
あ、そだ!
「莉津君こっち来て!
私絆創膏持ってるから!」
私は莉津君の腕を掴むと休憩所を探した。
莉津君がいきなりの事でこけそうになってたけど無視。
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