馬鹿寮長と天才不良
今は最後の競技、自由演技の演技構成中。
毎年これは大盛り上がりで、みてても楽しい、やっても楽しいから人気の競技!
クラスに六分間与えられるからその間に好きなように演じて競い合うのが自由演技。
得点も結構高いから気合いが入ってるよ〜皆!
「私達は歌とダンスとサプライズでコンサート風にしようってことになりました」
吏夢と体育委員の水無和歌(みずな・わか)ちゃんがプリントを配る。
プリントには曲目とそれぞれ歌う人の名前が書かれていた。
ソロには合唱部の子や上手い子、多分自分で歌いたいと言ったと思われる人等だった。
「最後は皆で派手に歌う、でいいですか?」
和歌ちゃんが皆を見渡してからきくと元気いっぱいの声で皆は返事をした。
「それじゃ、曲ごとに別れて振り分けとダンスを決めて下さい」
吏夢の言葉とともにそれぞれわかれだした。
私は・・・
「藍華!こっちこっち」
「あ、吏夢達と一緒なんだ!やった」
私は手招きをしている吏夢のところへ小走りに駆け寄った。
「可愛くてカッコイイダンスにしようね藍華!」
「もっちろん!皆よろしく!」
私のメンバーは
吏夢 萌(もえか) 誠真(せいしん) 音覇(おとは) の五人だった。
歌う曲は11曲あって、私達の班は2曲歌うことになっていた。
いい演技をするために、がんばります!!
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