馬鹿寮長と天才不良
あ、そだ!
私は教室からお弁当を取ってから今度は歩いて階段をおりていた。
運動能力が低い私はもう疲れたのだ。
「那智君のクラスにいってみようかな」
運動場を後で探そう。
それで那智君の事を聞き出してみよう。
って、あれ?
「あそこにいるのって・・・理事長さん?」
キョロキョロと辺りを見渡しているのは私を寮長にした可愛い中学生。
「理事長ー?」
廊下の先にいた理事長をよぶと、こっちを振り向いた。
今日は白に水色をしたセーラー服姿だった。
髪は編み上げてあり涼しそう。
私もあーしようかな。
でも私不器用なんだよなそうゆうのは。
「藍華さん!こんにちは」
駆け寄って来たのはやっぱり理事長だった。
肩には白と黄緑のストライプの大きめのかばんをかけている。
「理事長、こんなところで何してるんですか?」
とゆーか学校は?
「今日は会議があったので、学校は休んで来たの。ついでに学校に遊びにきたんだけどだーれもいなかったから」
「あー、今は体育祭の準備中ですから」
そのようね、と窓の外に目をやった理事長。
その時の理事長の顔は、羨ましそうに見えた。
私のきのせい?
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