馬鹿寮長と天才不良

「私達Ｂクラスは、あんたみたいな自分勝手な奴が違うクラスで嬉しいわ！
Ａクラスの人達は可哀相だけれど！」





ふんっと吏夢は腕組みをした。



みんなも賛同している。





「生意気ねぇあなたたち」





冷ややかな視線を私達になげかけてくる桃。


コッワ！





桃は真っすぐに吏夢の前に来ると、じっと見据えた。





「・・・何？」





睨みながら吏夢は桃に低く声を出して聞いた。



桃はふっと笑うと





「別、に！！」





「キャッ！？」






ドサッ！！




「吏夢っ！」





桃が吏夢の足をおもいっきり蹴り倒した。




そのせいで吏夢はいきなりのことに反応出来ず転んでしまった。





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