馬鹿寮長と天才不良
私がそういうと桃はアハハハっと笑い出した。
頭のネジでも緩んだ?
「わたくしの御祖父様は校長よ?わたくしが言えば簡単に退学なんて出来ちゃう。
わたくしはこの学校の女王よ」
・・・なに言ってんだこいつは。
まあ確かに桃のおじいちゃんは孫の桃を溺愛してるからな〜。
「だから先生に頼めば、簡単ね」
「だったら最初から先生に頼みなよ」
なんかもう疲れてきた。
そう思って投げやりな感じに言ったら、桃は一瞬泣きだしそうななんとも言えない表情をした。
え、なんで?
・