馬鹿寮長と天才不良
私はある程度水気を搾り取ってかばんをひろった。
あ、泥まみれ・・・。
きたなっ!
「それじゃ那智君、私寮に戻るから」
と那智君をみるとじっと私をみたまま動かない。
そしたらつかつかと私に近づいて来た。
え、何ですか?
−ヒョイッ
「ひゃっ!?///」
いきなり那智君は私を・・・あれ、なんだっけ?
・・・そう!
俵抱き! だっけ?
まあとにかく!
那智君は私を肩に乗っけたのよ!
「なななな那智君!?
どどど、ど、どうしっ///」
「どもりすぎ。
とゆーかじたばたすんな、痛い」
「あ、ご、ごめん・・・」
私は暴れていた手足をとめた。
あれ、私が悪いのか?
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