馬鹿寮長と天才不良
「・・・藍華ちゃん、那智・・・今寮にいるかな」
「那智君ですか?多分います・・・」
那智君に会うのかな?
「那智君に会いますか?」
「え、でも・・・」
「せっかくきたんですから、会いましょうよ!お茶ぐらい出します」
私はそう言うと辻夷さんの腕を掴んで寮の方へと向かった。
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「えと、何飲みますか?」
「冷たい物ならなんでも」
冷たい物ならか・・・。
冷蔵庫をあけると中にはカルピスが。
・・・確かコレッて那智君のだったな。
自室の冷蔵庫壊れたからって無理矢理ここにいれてた。
「・・・ホントはここにいれるのはダメなんだから、別にいいよね」
他に飲み物見当たらないし。
私が買っておいたガトーショコラとカルピスをお盆にのせてっと・・・。
「お待たせしました」
「ありがとう」
ニコッと微笑む辻夷さん・・・吏夢以外でこんな美少女はじめてみるかも。