馬鹿寮長と天才不良
下準備はしっかりと
先生に作戦を伝えると『そう上手くいくか〜?』と訝しげに言われた。
でも、他には特に思いつかなかったからそれでいくと押し通した。
「ま、がんばれ」
最後に先生はエールをおくってくれた・・・のかな?
まあ、その後は運動場に行ってクラスの皆に事情と作戦を伝えた。
その時の皆の反応・・・
「何それ楽しそう!!」
「なんかドラマみたいだな」
「今年最後の体育祭が一番の思い出になりそう!」
「よし藍華、やっちゃお〜!!」
吏夢を筆頭にクラスの皆は快く・・・というより自分が楽しみたいとゆう思いで引き受けてくれたようだ。
「でも藍華。これは那智君の問題だから、那智君に一度聞いてみたほうがいいんじゃない?」
もしも、余計なお世話だったら大変でしょう?
という吏夢の言葉に確かにと私は思った。
「そうだね。それとなく聞いてみる」
という訳で、寮に戻って夕飯を作り終わり皿洗いも何もかも終わらせて後は見回りだけになった私。