MH
「貴様の番?」

私は嘲笑した。

「実戦部隊や試作型改造人間を倒したくらいでいい気になっているのか?私は君と同じMHだぞ。しかも君の性能を上回る為に、自ら再改造を施している。全ての身体能力において、私は君を凌駕しているんだ」

改造人間の知識に疎いMHⅡ…本城隼人にもわかるように言って聞かせる。

だが。

「そんな事は関係ない」

MHⅡは向き直った。

「貴様がどんな改造を施そうとも、俺は今ここで貴様を破壊する。ここで逃せば、貴様はまた俺と同じ化け物を作り出す。そして俺と同じ罪を重ねる人間が出てくる」

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