MH
そして更なる再改造でMHⅡを凌駕する性能を身につけた私に、彼を倒せない理由は最早存在しない。

「性能の差がそのまま勝敗だ。君も改造人間と化したのならば理解できるだろう」

「く…」

口元を血に塗れさせ、MHⅡが起き上がる。

その闘志はまだ萎えていない。

どうやら決定的なダメージを与えないと理解できないようだ。

「いいだろう」

地面を踏みしめ、腰を低く落とす。

「そんなに絶望が望みならば、期待通り見せ付けてやる…抗い難い性能の差という奴をな」

十分に全身のバネを生かし、私は跳躍した!

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