MH
笑わせる。

創意工夫だと?

人間の浅知恵で、人間を超越したMHの性能をどう超えるというのだ?

内心嘲笑が止まらない。

そんな私の目前で、MHⅡは再び跳躍した。

蹴り足に相当の損傷を受けているとはいえ、跳躍力はいささかも損なわれていない。

見上げるほどの高さにまで、瞬時にして達する。

しかし…。

「何をするかと思えば、また蹴りか」

私はMHⅡの行為を一笑に付した。

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