アネキ~Secret Love?~
「てか、香奈ネェのメイド服見たい」
『…』
「あ、今…想像しちゃった?」
メッチャ想像した!
キュンってこのことか?
ヤバい、俺…重症
絶対アネキにバレたら変態呼ばわりだな。
「准くん、ヘ・ン・タ・イ」
『…否定出来ねぇ』
「素直な准くん可愛い!」
『お前、調子に乗んな』
~♪
「はいはい、准…携帯鳴ってるぜ? 香奈ネェだろ」
『……』
「准さん、顔ニヤけてますよ~」
『うっせぇ』
「いってらー」
軽い足取りで教室を出て電話に出る。
「もしもし、准? もうすぐ着くよー」
ウキウキしてる声を隠そうともしないアネキが可愛い。
『分かった。ちゃんと校門前にいて』
「はーい」
電話を切って校舎を出た。
って…
やべー
俺、執事服のままだし
着替えなおすのも面倒くさい俺はそのままアネキの元に走った。