アネキ~Secret Love?~
「ねぇ、“おかえりなさいお嬢様”って言って」
『…』
「ねぇー准」
『何で』
「だって聞きたいもん」
『……喫茶店でならな』
「やった!」
何で俺…
嫌だ、って言えねんだよ
普通の女だったら間違いなく即拒否だな。
アネキのお願いは断れねー
馬鹿みてぇ
何か恋愛バカみたいだ…
男のくせに情けねぇ
「ねぇ…准?」
『ん?』
恥ずかしそうに袖を引っ張るアネキに視線を落とす
「その服、格好いいよ」
『服が格好いいのか?』
「ううん。服似合ってる! 准が格好いい」
うわー
心臓やばい。
てか、キャラ変わりそう
『ん』
「准、顔赤いよ」
『知ってる』