アネキ~Secret Love?~
顔を歪めながら
「お…いしく、なかっ……た?」
と一生懸命に言葉を出す
『少なくともコンビニの方がいい』
「そっ…か」
涙が零れたかと思ったら
「ごめん、ね?」
と哀しそうに謝った。
『は?』
俺は訳が分からなくて怪訝な顔になる
「今まで…無理して食べてたんだね。ごめん」
と言いながら笑って冷蔵庫から昨日のチャーハンを取り出してゴミ箱に捨てた。
「コンビニ弁当ばっかりだと身体に悪いから……」
何か言いかけてアネキは自分の部屋に入ってしまった。
いつも俺が居るときは部屋には入らないのに―――