意地悪な彼。
「おうセクシー!!」

かぁぁぁぁあ!////
本当に音が出そうなくらい顔がドッと赤くなっていったのが見なくても分かる。水にで濡れて黒のブラがベットリとシャツに付着して透けている。

「どーしよ」

回りの人の視線が痛かった。どーしよ。私今からどーすればいいの…?
私は取り敢えず前から見えないようにシャガンだ。

「七瀬、大丈夫?」

「黒木くん…」

私に自分の羽織っていたジャーシを被せてくれたのは、A組の黒木礼。あまり接点はないが少しくらいなら話したことはある。

「ごめん、ありがと…」

「着替えてこよ、立てる?」

私を支えながら立ちあがらせると、黒木くんは保健室まで連れていってくれた。あの時、会長が来てくれるかもって少しだけ本当に少しだけ期待してたの。

「寒い…」


「…へ?」


そこから私は意識がなくなってしまった





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