恋(Ren)&愛(Ai)~叶わない恋~
理由はもちろん、高校に入って

からアイへの恋心に気付いたから。

そして中学時代には女子は

同じ学校にいるなという

くらいでしか無かった。

だから付き合うことなんか

考えてもいなかった。

「別に女子に興味がなかったから。
 カナもされてるだろ? 告白くらい」
「ううん、全然。モテてなんかないよ」

その時に俺は思った。

男たちは本当の美人なんて

見ているだけで十分なんだと。

俺たちは教室に着いてから

それぞれの席に分かれて座った。

すると、俺が座って5分くらい

した後に、シンゴが教室に

入ってきて俺の前の席に座って言った。

「おはよーん」

無駄に高いテンションで挨拶すると、

シンゴは俺が何か返す前に続けた。
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