恋(Ren)&愛(Ai)~叶わない恋~
俺たちは入口から少し歩いた所に

あるエスカレーターで2階に向かった。

2階に着くと、まず近くの

雑貨屋に向かった。

「かわいーッ」

戸城が楽しそうな声でそう言う。

それは、間抜けな顔をしたウサギの

キャラクターだった。

俺はあまりにもその顔が

間抜けだったので笑った。

「関山君ってさ、意外に笑顔可愛いね」

戸城は笑顔でそう言った。

俺は少し照れて、顔をそらす。

「いや……、カナの方が可愛い」

そして俺はそんな言葉を口走っていた。

もちろん、俺も照れたが、俺より何倍も

戸城は照れて顔を真っ赤にして

うつむいた。
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