恋(Ren)&愛(Ai)~叶わない恋~
いつの間にか俺の中で、戸城への

感情が変わりだしていた。
 
「なあ、カナ」
「どうしたの?」

数分の沈黙の後、俺は戸城を呼んだ。

1つだけたずねたいことがあった。

「恋人にもらうとしたら、何が良い?」
「うーん……、ベタだけど指輪、かな」

俺はきいたものの適当に流した。

でも今日、この戸城への気持ちが

本当だと気付いたら買おうと思った。

それが、恋人として戸城に出来ること

だと思ったからだった。

「そろそろ、お腹減ってきたねー……」
 
別の店などを回っていると、

いつの間にか時刻は11時半に

なっていた。

「そうだな。じゃあ、
 フードコートにでも行くか」
「うん」
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