恋(Ren)&愛(Ai)~叶わない恋~
確かシンゴが、雑誌に載っていたとか

言って彼女が出来たらそこに連れて

いくと言っていた。

その時こそ俺は馬鹿にしたものの、

今となっては自分が彼女を

連れて行っていた。

実際は、戸城の希望だが。

「ご注文は?」

そう考えているうちに順番が

回ってきたので、俺は戸城と

相談してとんこつラーメンと

醤油ラーメンを1つずつ頼んで、

二人で1150円を支払った。

「もうお腹いっぱーい」
 
ラーメンを食べ終わり、最後に

水を飲むと満足そうな笑顔で

戸城は言った。

俺は、その笑顔を見ていると

気分が良くなった。

やっぱりここで良かったんだと思った。
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