恋(Ren)&愛(Ai)~叶わない恋~
見つめ合って離れると、もう一度傘を

持った。

そして、俺たちの家に帰った。

「ただいま」
「おかえり。待ってたのよ……。
もう、大丈夫みたいね」

母がタオルを1枚ずつ差し出した。

そして俺に茶色い封筒を差し出した。

「本当の両親からよ。1人で読みなさい」

確かに、茶封筒の裏側には

(恋(レン)へ)と少し丸まった

癖のある字で書かれていた。

俺は封を切って中から便せんを

取り出した。

俺は、1人で読めと言われたので、

自分の部屋にあるイスに座って

それを読んだ。
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