恋(Ren)&愛(Ai)~叶わない恋~
『恋(レン)へ
小さいのに、置いて行ってごめんね。
これを読んでるってことは、全部を
知ったんだね。
私達、最低だね。
 もう、お父さん、お母さんって
 呼んでもらえないだろうけど。
 でも、やっぱり私達は
 一緒に居たかったの。
 勝手だけど、1つだけ覚えていて
 ほしいことがある。
 二人で相談して、レンは幼馴染に任せる
 ことにした。
 絶対、貰った愛の分だけ
 恩返しをしてね。
 恋(レン)、本当にごめんね。
 ずっと、一緒に居たかった――』

「自分勝手すぎるよ……」

俺は読み終わった後につぶやいていた。

そんなの、自分勝手すぎる。
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