王子様とお姫様



「何でこんなバクバクなの?」





「そんなの…愛武が好きだからに決まってるじゃん!!!!!!」



何で分かってくれないの!?



「そっか……」



「そうだよっ!!」



「……お前が日向だったら良かったのに」













「…っ!!!!!!」



私はその瞬間愛武を抱き締めた


もう胸なんか気にしない










「千嘉じゃダメなの?

千嘉なら愛武に悲しい思いさせないよ?

幸せにする覚悟あるよ?」



「…。」




「千嘉…愛武のこと大好きなの…
日向ちゃんが良いなんて言わないでよ」




「……ごめん」





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